2015年 09月 16日
重要文化財・本殿 |
地元大谷の氏神様・宇志比古神社本殿は、三間流造の銅板葺の建物と棟札9枚が、平成12年12月4日に国の重要文化財に指定された。
御祭神
宇志比古尊 (うしひこのみこと)
八幡神 (やはたのかみ)
由 緒
鳴門市大麻町大谷の宇志比古神社本殿には、一五九九(慶長四)年の建立を示す棟札が残っている。現存する県内の神社本殿としては最古という。二〇〇〇年、国の重要文化財に指定された。
高さ約十メートル、幅七・五メートル、奥行き五・四メートル。建築様式は大麻比古神社と同じ「三間社流造(さんげんじゃながれづくり)」。正面が柱で三つに区切られた三間社で、切り妻屋根の前面に、長くひさしが伸びる流造の特徴を合わせ持つ。
ひさしの下の柱を飾る「木鼻(きばな)」と呼ばれる部分には唐草模様の彫刻がある。浅く細い線で文様を描く中世の手法を用いている。本殿内部はカキ殻を粉末にした胡粉(ごふん)で白く塗られていたようだが、今はわずかにその跡が残るだけ。
平安時代、京都の石清水八幡神社の別宮として創建された。九〇七年編さんの延喜式神名帳にもその名が見られる由緒ある神社。天正年間(一五七三-九二年)、四国制覇を目指した土佐の戦国武将・長宗我部元親の侵攻を受けた際、社殿と宝物が焼失したとされる。(文は当時の徳島新聞)
御祭神
宇志比古尊 (うしひこのみこと)
八幡神 (やはたのかみ)
由 緒
鳴門市大麻町大谷の宇志比古神社本殿には、一五九九(慶長四)年の建立を示す棟札が残っている。現存する県内の神社本殿としては最古という。二〇〇〇年、国の重要文化財に指定された。
高さ約十メートル、幅七・五メートル、奥行き五・四メートル。建築様式は大麻比古神社と同じ「三間社流造(さんげんじゃながれづくり)」。正面が柱で三つに区切られた三間社で、切り妻屋根の前面に、長くひさしが伸びる流造の特徴を合わせ持つ。
ひさしの下の柱を飾る「木鼻(きばな)」と呼ばれる部分には唐草模様の彫刻がある。浅く細い線で文様を描く中世の手法を用いている。本殿内部はカキ殻を粉末にした胡粉(ごふん)で白く塗られていたようだが、今はわずかにその跡が残るだけ。
平安時代、京都の石清水八幡神社の別宮として創建された。九〇七年編さんの延喜式神名帳にもその名が見られる由緒ある神社。天正年間(一五七三-九二年)、四国制覇を目指した土佐の戦国武将・長宗我部元親の侵攻を受けた際、社殿と宝物が焼失したとされる。(文は当時の徳島新聞)
by y-koba84-2
| 2015-09-16 11:56
| 伝統文化