2015年 12月 01日
86番・志度寺その2 |
四国霊場88ヶ所の中で志度寺は唯一「奪衣婆堂」と「閻魔堂」が建立されている。
閻魔堂は、四国霊場で3番金泉寺、47番八坂寺、48番西林寺、53番円明寺、80番国分寺の5ヶ寺だけと思います。中国由来の経典「十王経」には、死後の世界の話が記されています。
奪衣婆(だつえば)とは、人がなくなって三途の川までやってくると、そこに「奪衣婆」が待ち構えていて、身ぐるみをはがしてしまうのだそうです。
閻魔堂
御朱印
十王経(じゅうおうきょう)とは、人の死後 10人の王によって生前の罪が裁かれることを記した経典。中国の民間信仰と仏教信仰との混合説を示す偽経と思われる。諸本があるが,唐代の『閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』や平安時代末期の『地蔵菩薩発心因縁十王経』などが流布した。 70番本山寺に十王堂。
地蔵菩薩と十王像(臼杵磨崖仏)
閻魔堂は、四国霊場で3番金泉寺、47番八坂寺、48番西林寺、53番円明寺、80番国分寺の5ヶ寺だけと思います。中国由来の経典「十王経」には、死後の世界の話が記されています。
奪衣婆(だつえば)とは、人がなくなって三途の川までやってくると、そこに「奪衣婆」が待ち構えていて、身ぐるみをはがしてしまうのだそうです。
懸衣翁(けんえおう)とは、その衣類を「懸衣翁」が受け取って、かたわらの柳(衣領樹)の枝に懸け、その枝の垂れ具合で、生前の悪行の軽重を推量します。この後、閻魔様などの前にでて、地獄か極楽か、どこに行くのか言い渡されるということです。日本では江戸時代末に、民間で信仰されました。
奪衣婆堂
地蔵菩薩と十王像(臼杵磨崖仏)
by y-koba84-2
| 2015-12-01 22:49