2015年 12月 15日
78番・郷照寺 |
郷照寺は神亀2年(725年)、行基が阿弥陀如来を刻んで安置したのが始まりで、当時は、道場寺といっていました。後の弘仁6年(815年)、弘法大師が42歳の時に、この地を訪れ、自作の尊像を刻み、厄除けの誓願を行い密教の霊地として栄えました。
高野山の道範阿闍梨が讃岐に流された際、ここを仮寓にしました。時宗の開祖・一遍上人が正応元年(1288年)に全国遊行の折しばらくの間逗留し、浄土の教えを広め、多くの民衆の帰依を受けました。この時出来た法縁にて郷照寺は、真言宗と時宗の両宗にわたる寺として四国霊場唯一の霊場になりました。
寺 名/78番札所仏光山広徳院郷照寺
(ぶっこうざんこうとくいんごうしょうじ)
宗 派/時宗(鎌倉時代末期におこった浄土教の一宗派、開祖は一遍)
本 尊/阿弥陀如来
開 基/行基
創 建/神亀2年(725)
ご真言/おん あみりた ていせい からうん
山門
庚申堂:「庚申信仰」を伝えるお堂。本尊には6本の手をもつ青面金剛が祀られ、病魔を除く霊験があるとされる。青面金剛(しょうめんこんごう)は、四または六臂(二臂や八臂のものもあるという)で、手に、輪宝、鉾、羂索、蛇、弓矢、金剛杵、日月、劒などを持つその恐ろしい姿から、邪気や悪病を払うご利益が期待される仏像。
大師堂
万躰観音洞:大師堂左手の地下回廊。全国の信者が奉納した30,000の観音小像がぴっちりと祀られている。
淡島明神:江戸初期、木食上人以空が女人の悩み・病気を救う神様を観請しました。今日は安産・子宝の神として祀られています。
見事な池を配した庭園
by y-koba84-2
| 2015-12-15 03:09